2009年11月13日

ハット・ラグーン(オーストラリア)

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Hutt Lagoon
西オーストラリア州、パースから北に450kmほどの位置にある塩湖。
別名をピンク・レイクといい、その名の通り湖水がピンク色をしている。
(西オーストラリア州にはもう1つのピンク・レイクも存在する。)
その色は、近くに行けばなおはっきりとしたピンク色。
この世のものとは思えない光景が眼前に広がる。

インド洋に面した海岸沿いに南北14kmほどの長細い形で広がる
塩湖で、面積は25km2ほどである。
ハットというのは湖の南の海岸線に注ぎこむハット・リバーの
名前に由来し、もともとこの湖と川は繋がっていたと考えられるが、
現在では独立した存在となっており、他に流れ込む大きな川もない
ため、湖水の塩分濃度も高くなっている。

湖面がピンク色をしているのは、湖水中に含まれるドナリエラと
呼ばれる藻類がもつカロテノイド色素の色。この藻類はこの湖など、
塩分濃度の高い湖によく見られる。
湖面の一部が区切られているのは、この藻類からカロテノイドの一種、
β-カロテンを回収するための「栽培」施設である。
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2009年11月11日

赤壁(中華人民共和国)

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Chibi
西暦208年に「赤壁の戦い」が起こった場所として知られる。
長江南岸、湖南省赤壁市(旧名蒲圻市)にある。

長江を南下してきた曹操の軍勢を孫権と劉備の連合軍が破った
という赤壁の戦いは、「三国志演義」などで様々な脚色がなされ
有名になった。諸葛亮孔明が東南の風を吹かせたとか、「連環の計」
などが有名。史実ではそのようなものはなかったにしても、曹操軍が
多くの船を焼かれて大敗したのは事実であるらしい。

現在の赤壁は岩盤に「赤壁」と掘られた赤壁山石刻や1936年に建てられた
翼江亭、赤壁大戦陳列館や拜風台などが整備され、有名な観光地と
なっている。映画「レッドクリフ」の公開も影響しているようだ。

中国にはもう1つの「赤壁」がある。いわゆる「文赤壁」と呼ばれる
もので、湖南省黄岡市にある。杜牧や蘇軾によって赤壁古戦場として
詠まれたため有名になった。実際にはここは古戦場ではなく、
実際の古戦場は「武赤壁」として区別されている。
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2009年11月09日

祖国統一3大憲章記念塔(北朝鮮)

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Arch of Reunification
首都ピョンヤン(平壌)の南側玄関口にあるアーチ。
2001年に完成した。

前国家主席、金日成が示した祖国統一三大原則に加え、
全民族大団結10大綱領、高麗民主連邦共和国創立法案の
3つを合わせて祖国統一3大憲章と呼び、これを
象徴するものとして平壌と板門店・ソウルを結ぶ道路上に
建設された。

高さは30m、幅は61.5m。民族衣装(チマ)を着た2人の女性が
統一朝鮮の地図がデザインされた3大憲章のマークを掲げる
というデザインになっている。完成式典には北朝鮮だけで
なく韓国からも参加者があったが、参加者の一部が国家保安法
違反容疑で韓国当局に逮捕されるなどしている。
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2009年11月07日

OPEC本部(オーストリア)

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OPEC Headquarters
石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting
Countries)ことOPECの本部は、加盟国ではないオーストリアの
首都ウィーンにある。(細長い高層ビルに囲まれた正方形状の小さなビル)
本部がウィーンに置かれたのは1965年からである。

原油価格は「メジャー」と呼ばれていた巨大石油企業が
それまでその決定権を握っていた。1959年、原油価格を引き下げた
メジャーに対抗するべく、産油国であるイラン・サウジアラビア・イラク・
クウェート・ベネズエラの五ヶ国がメジャーに対抗するためにOPECを
組織。価格決定権を徐々に支配していった。特に有名なのが
1973年10月に起きた第一次オイルショックである。
現在、OPECの加盟国は12に増加している。
(現在インドネシアが離脱中であるが、復帰の可能性が高い)

現在でもOPEC加盟国による原油生産量は世界全体の3〜4割を
しめており、国際石油市場における価格の安定や安定的な供給に
つとめているが、非加盟国のロシアによる増産などもあり、
OPEC内部の対立も起こっているようである。
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2009年11月06日

ツークシュピッツェ(ドイツ・オーストリア国境)

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Zugspitze
標高2,962mの山で、ドイツの最高峰。(オーストリア最高峰は
3,798mのグロースグロックナー(Großglockner)。)
1936年の冬季オリンピック開催地、ガルミッシュパルテンキルヘン
南方10kmほどの位置にあり、バイエルン・アルプスと呼ばれる山系に
属する。記録上に残されている初登頂は、1820年のジョセウ・ナウス
(Josef Naus)らによるもの。

現在では、山頂部まで登山鉄道で行くことができる。
1930年開通の登山鉄道はバイエルン・ツークシュピッツェ鉄道
(Bayerische Zugspitzbahn)と呼ばれ、ふもとのガルミッシュ
パルテンキルヘンから約19kmの距離を、うち最後の5kmは
トンネルで山頂付近のツークシュピッツェプラット駅まで
結んでいる。ツークシュピッツェプラット駅・または途中の
アイプゼー(Eipsee)駅からはロープウェイやケーブルカーで
山頂に行くことができる。
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2009年11月04日

ブキット・ジャリル国立スタジアム(マレーシア)

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Stadium Nasional Bukit Jalil
1998年完成の、マレーシア最大のスタジアム。
収容人員は約10万人を誇り、世界的に見ても最大級のスタジアムの
ひとつである。

首都クアラルンプールから南に20kmほどのブキット・ジャリルに
あり、周辺はナショナル・スポーツ・コンプレックスとなっており、
屋内競技場やホッケー場などが存在している。
1998年にマレーシアがコモンウェルスゲームズ(イギリス連邦の
国際スポーツ大会)を開催した際に建設されたスタジアムで、
2007年には4ヶ国共催で行われたサッカーのAFCアジアカップ
開催会場の1つとなるなど、サッカーマレーシア代表のホーム
スタジアム的な存在となっている。
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2009年11月03日

U−995(ドイツ)

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U 995
第一次大戦から第二次大戦にかけてドイツで建造された潜水艦、
Uボート。通算で1000隻以上が建造されたが、戦争による撃沈や
戦後の解体などにより、現存している艦船はごくわずかである。
そのうちの一隻がU−995。
現在は有名な軍港であるキールの近郊、ラボー(Laboe)にある
ラボー海軍記念館(Marine-Ehrenmal Laboe)に展示されている。

700隻近くが建造されたというUボートの主力、VII型に分類
される潜水艦で、同型で唯一現存している。全長は67.2m。
ハンブルグで建造され、1943年7月に進水。
大戦中は6隻の艦船を沈める戦果を挙げたが、
ノルウェー停泊中にドイツが降伏し、連合軍に接収された。
その後ノルウェー海軍の艦船として登録され、カウラ(Kaura)
という名前で活動。1965年に退役すると、1971年に1マルクで
西ドイツに売却(譲渡)され、現在の地で展示されることとなった。
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2009年11月01日

マサダ(イスラエル)

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Masada
死海の南岸近くにある、古い要塞の跡。2001年に世界遺産に登録された。
ユダヤ人にとって特別な思い入れのある場所であり、歴史的経緯的に
アメリカにおけるアラモの存在に近い。

マサダという名前自体、「要塞」という意味がある。
周囲からは300mほど切り立った断崖の上に広がるメサで、
紀元前1世紀ごろにユダヤの王によって宮殿を兼ねた要塞として
建設された。西暦66年、すでにローマの属州となっていたユダヤで
反乱が起こると、ローマが軍を派遣。いやゆるユダヤ戦争が勃発した。
ローマ軍はエルサレムを占領。一部のユダヤ人は難攻不落のマサダ
へと避難し、1000人ほどのユダヤ人による籠城戦は2年以上続いた。
しかし兵糧攻めにより、西暦73年に一部の女子供を残して集団自決。
ユダヤ戦争はローマの勝利に終わった。

歴史上から消滅したマサダは、1842年に再発見され、イスラエル建国後
に本格的な発掘・研究がなされた。メサ上までロープウェイが建設され、
遺跡も浴場跡など一部が復元されて観光地化した。
民族悲劇の地でもあり、イスラエル軍の入隊式がここで行われ
「マサダは2度と陥落させない」と誓うという。
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2009年10月30日

パルマノヴァ(イタリア)

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Palmanova
イタリア北部、スロベニアとの国境にも近い場所にある
九角形をした都市。現在も5000人ほどが暮らす自治体である。

当時のヴェネチア共和国が、オスマントルコからの脅威に
備えるために16世紀末に建設した軍事拠点で、建築家
ヴィンチェンツォ・スカモッツィ(Vincenzo Scamozzi)によって
九角形の星形要塞が立案され、その後長い年月をかけて
建設されていった。オーストリア、フランス(ナポレオン時代)の
支配を受けたりもしたが、最終的にはイタリア領となった。

中央の広場は六角形となっており、北に1636年完成の教会がある。
函館市も参加する「世界星形城郭サミット」の参加都市の1つである。
posted by mapsloiter at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 地形・地点 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月28日

ヴァーサ博物館(スウェーデン)

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Vasa Museum
首都ストックホルムの中心部にも近い島、ユールゴーデンにある
1990年開業の博物館。展示されているのは、完全な形で残るものとしては
世界最古といわれる戦艦、ヴァーサである。

建造された当時の王朝の名を冠した戦艦ヴァーサは、1626年から1628年
にかけてストックホルムで建造された。当時のスウェーデンはポーランド
などの国とバルト海の覇権をかけて激しく争っており、当時の国王
グスタフ・アドルフの指示で建造された。全長69m。
しかし、超大型の船ではあるものの、国王の指示により大砲を搭載
しすぎたため「トップヘビー」状態の船となってしまい、1628年8月10日の
処女航海において、わずか2kmほど湾内を進んだBeckholmen沖
において横風にあおられて転覆・沈没した。

大砲などは直後に引き上げられたものの、船体はそのまま300年以上も海底に
沈んで忘れ去られかけていたが、1956年、アンダーシュ・フランツェン(Anders
Franzénが沈没位置を特定し、1961年に引き上げられた。
沈没から333年後のことであった。ストックホルム近郊の海は塩分濃度が少なく、
また水温も低いため船はフナクイムシなどに浸食されず、ほぼ原型のまま
現代にその姿を現した。

空気中に引き上げられた船体を保存するため、保存方法としてポリエチレン
グリコールを水のかわりにふきかけて木材内に浸透させる方法がとられた。
長期間にわたるメンテナンスを終えたヴァーサは1990年から博物館で公開
されており、その巨大な船体や船内に残された各設備が展示され、
北欧でも有数の観光地となっている。
posted by mapsloiter at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 建造物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする